2025年12月6日、XGのCOCONAさんが20歳の誕生日に自身のInstagramで衝撃的な告白をされました。

「AFAB Transmasculine Non-binary」であること、そして胸の切除手術を受けたこと。

この勇気ある決断は、単なるニュースを超え、ジェンダー多様性の議論に大きな一石を投じていますね。

本記事では、彼女の公表が持つ社会的意味や用語の解説、そしてメンバーや周囲の温かい反応について詳しく深掘りしていきます。

彼女のメッセージが私たちに何を問いかけているのか、一緒に考えてみませんか。

 

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XGココナがノンバイナリーと胸の切除を公表

世界的に活躍するXGのメンバーであるCOCONAさん(本名:ここな、2005年12月6日生まれ)が、自身のInstagramを通じて、自身が「AFAB Transmasculine Non-binary」であることを公表されました。

この投稿では、今年(2025年)胸の切除手術(トップサージェリー)を受けたことも明らかにされ、手術跡が見える写真も複数枚公開されたんです。

アイドルという「見られる職業」において、身体的な変化を伴う事実をありのままに見せることは、並大抵の覚悟ではありませんよね。

COCONAさんは「女性として見られることに強い違和感があった」と語り、20歳という節目を機に自己認識を共有する決意をされたそうですよ。

 

日本では成人年齢が18歳に引き下げられましたが、やはり「20歳」というのは社会通念上も大人としての責任と自由を象徴する特別なタイミングと言えるでしょう。

この公表は、LGBTQ+コミュニティやファンから大きな注目を集め、24時間以内に投稿は100万以上の「いいね!」を獲得しました。

単なる数字だけでなく、その広がり方は驚異的でしたね。

コメント欄には多言語での応援メッセージが殺到し、特に韓国や欧米のファンからの支持が顕著だったみたいですね。

 

具体的には、「あなたの勇気が私の人生も変えてくれた」「隠さなくていいと教えてくれてありがとう」といった、当事者からの切実な感謝の声が多く見受けられました。

トップサージェリーは、ジェンダーディスフォリア(性別違和)を軽減するための手術で、乳房を除去し胸を平坦にすることを目的としています。

これは美容整形とは根本的に異なり、本人が「自分らしく生きるため」に必要不可欠な医療的ケアの一つなんです。

米国では年間約1万件以上が行われていますが、日本国内では専門医が少なく、年間数十件程度と推定されているんです(日本形成外科学会データベース2023年推定)。

 

一般的にはあまり知られていませんが、実は国内で手術を受けるためのガイドラインは非常に厳しく、精神科医の診断書が複数必要になるなど、当事者にとっては高いハードルが存在することも忘れてはいけません。

COCONAさんの手術の具体的な場所や費用は非公開ですが、回復には通常数週間から数ヶ月を要し、術後のメンタルケアも重要とされています。

術後はドレーン(排液管)を抜くまでの不自由さや、傷跡が安定するまでの痛みと付き合う必要があり、彼女がステージ復帰に向けてどれほどの努力を重ねたかが想像できます。

  • 切除手術を公表。
  • 性別違和を軽減する手術。
  • 回復には数週間~数ヶ月

 

AFAB Transmasculineとはどういう意味?

そもそも「AFAB Transmasculine Non-binary」とは、どういう意味なのでしょうか?

専門用語が多くて戸惑うかもしれませんが、これらを理解することは彼女の想いに寄り添うための第一歩になりますから、一つずつ丁寧に見ていきましょう。

 

「AFAB」は「Assigned Female At Birth」の略で、出生時に女性と割り当てられたことを指します。

戸籍上の性別ってことだよね!

ここで重要なのは「割り当てられた(Assigned)」という受動態が使われている点ですね。

本人の意思とは無関係に、医師や社会が身体的特徴だけで性別を決定した、というニュアンスが含まれているんです。

 

一方、「Transmasculine」はトランスジェンダーの一形態で、女性から男性寄りの性自認を持つことを意味しますが、必ずしも完全な「男性」として生きることを望むわけではないんです。

例えば、「身体的には男性に近づきたいけれど、社会的な役割としての『男性』には当てはまりたくない」といった、グラデーションのある感覚を想像してみてください。

そして「Non-binary」は、男性・女性の二元的な枠組みに当てはまらないアイデンティティを指し、COCONAさんは「自分自身として生きる」ことを重視されているんですね。

よく誤解されがちですが、ノンバイナリーだからといって必ずしも中性的なファッションをしなければならないわけではありません。スカートを履くノンバイナリーの方もいれば、スーツを着る方もいて、表現方法は自由なんです。

 

このような現代的なジェンダー観は、従来の「性転換」という言葉が持つ単純な男性から女性、またはその逆への移行とは異なり、個人の内面的な感覚を優先するものです。

世界保健機関(WHO)によると、トランスジェンダーやノンバイナリーの人口は世界人口の約0.5~1.3%と推定されており(2022年データ)、認知度の上昇とともに自己認識を公表する人が増加傾向にあるんですよ。

もしかすると、あなたの身近な友人や同僚の中にも、まだ言葉にしていないだけで同じような感覚を持っている人がいるかもしれません。

 

特に若年層では、ソーシャルメディアを通じて自身のアイデンティティを探求するケースが多く、COCONAさんの公表もこうした流れの一環と見られています。

彼女のような影響力のある人物が声を上げることで、「自分だけじゃないんだ」と救われる若者が世界中に数多くいるはずです。

 

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メンバーやプロデューサーJAKOPSの反応は?

COCONAさんの公表後、XGのプロデューサーであるJAKOPS(SIMON)さんは自身のInstagramで「心からの感動と尊敬を。自分の人生を愛せるように」とコメントし、全面的なサポートを表明されました。

 

K-POPやグローバルアイドルの業界では、イメージ管理のために個人のセクシュアリティへの言及を避ける傾向がまだ根強い中、運営トップが即座に肯定的な声明を出すのは極めて異例かつ画期的なことと言えるでしょう。

XGの公式アカウントでも、メンバー全員がCOCONAさんを囲む温かい写真を投稿し、絆の深さをアピールしています。

特に注目されたのは、手術跡が見える衣装を着たCOCONAさんを笑顔で支えるメンバーの姿で、写真のクレジットにメンバー名が記載されていた点が「信頼の証」としてファンの間で話題になったんですよ。

写真の中でメンバーがCOCONAさんの肩や背中にそっと手を添えている様子からは、言葉以上の「私たちは変わらずあなたを愛している」というメッセージが伝わってきましたね。

 

XGはデビュー時から「常識にとらわれない」コンセプトを掲げ、音楽やパフォーマンスで既存の枠組みを打破してきました。

今回の公表は、グループの「BOLD(大胆)」なメッセージと一致し、ジェンダー多様性や自己表現を世界に発信する象徴的な出来事になったと言えるでしょう。

単なる仲良しグループではなく、お互いの「個」を尊重し合えるプロフェッショナルな関係性が築かれている証拠でもあります。

 

JAKOPSさんは過去のインタビュー(2022年)で「XGは個々のアイデンティティを尊重する場」と語っており、今回の対応もその理念を体現しています。

口先だけのコンセプトではなく、実際の行動としてメンバーの人生を応援する姿勢には、ファンならずとも心を動かされますよね。

  • JAKOPSが全面サポート。
  • メンバーも温かく支援。
  • 多様性を発信する象徴。

公表後のSNSでは、メンバーそれぞれがCOCONAさんへの応援メッセージを個別投稿し、特にリーダーのJURINさんが「あなたは私たちの誇り」と綴ったことが多くのファンを感動させたそうです。

XGというグループ全体の温かさが伝わってきますよね。こうした連帯の姿こそが、新しい時代のグループ像なのかもしれません。

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ABOUT ME
虹助
こんにちは!埼玉県出身、大阪市在住40代の会社員です。 万博が大好きすぎて、blogをつくってしまいました あと2~3回は行きたい。 長年勤めていた会社が突然の廃業、そして失業。 このことがきっかけで、パソコンスキルゼロの状態からblogをはじめました。 blog歴1年ですが、今も毎日悪戦苦闘中。 趣味は、音楽鑑賞、(今年はOasisとRIP SLYMEが再始動して、テンション爆上がり中!)プレミアリーグ観戦、カフェ巡りに食べ歩き。 とくに、コーヒーと焼き鳥には目がありません! レトロな喫茶店を発掘するため日々、情報を収集しています。 このブログでは、最新のニュースやトレンド情報をわかりやすく発信していきます。 少しでも皆さんのお役に立てればうれしいです。