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万博パビリオンは閉幕後どうなるの?再利用の移設先や情報まとめ!

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大屋根リングの真ん中を1歩くと、1週ちょうど2025mになるの知ってました?

いよいよ10月13日に閉幕を迎える大阪・関西万博。

私は定期パスを購入したので、10回以上行ったのですがとにかく楽しかった!
(激混みすぎて、ちょっとカンベンしてくれ…って思ったこともありましたが)

感動の舞台となった数々のパビリオンは、その後どうなるの?

実は、多くが解体される一方で、一部は再利用されて全国各地に移設される計画が進んでいるんです。

本記事では、閉幕後の万博パビリオンの行方を徹底解説。 どの建物がどこに移され、どんなふうに活用されるのか――。

中東パビリオンが大阪市内でカフェとしてオープン!

これめっちゃ楽しみなんですよね!

最新情報をもとに、再利用されるパビリオンの一覧や移設先、意外な活用法まで、わかりやすくまとめました。

万博を訪れた人も、行っていない人も、未来につながるその後の万博をぜひチェックしてみてください!

 

万博パビリオンは閉幕後どうなる?

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2025年10月13日に閉幕する大阪・関西万博。

閉幕後のパビリオンがどうなるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか?

今回の万博では、夢洲の広大な敷地に84のパビリオンが建てられました。

しかし、閉幕後にすべてがそのまま残るわけではないんです。

実際には、そのほとんどが解体・撤去される予定。

とはいえ、すべてが「壊して終わり」ではありません。

万博を運営する日本国際博覧会協会は、「サステナブルな万博」を目指し、全パビリオンの約2割(17館以上)を再利用する方針を発表。

その取り組みの一つが、「ミャク市!(万博サーキュラーマーケット)」というマッチングサイト。

ここでは、出展企業や団体が使った建材・展示物・建物そのものを、次の活用先とつなげる取り組みが進められています。

協会が公式に仲介できた実績はゼロにとどまり、多くの出展者は独自に移設先を探しているのが実情なんですね。

 

とはいえ、すでにいくつかのパビリオンは再利用が決定しています。

たとえば…

  • パソナ館(NATUREVERSE)とオランダ館は、兵庫県淡路島のパソナグループ敷地内に移設予定。展示物もそのまま一般公開される見通し。
  • ルクセンブルク館は、大阪府交野市に新設される子育て支援施設に転用されます。さらに、一部の基礎は兵庫県の「ネスタリゾート神戸」に活用されるというユニークな展開も。
  • 大阪ヘルスケアパビリオンは、夢洲の一部敷地内に建物を残して、先端医療の拠点として再活用される予定。
  • 話題になったキャラクター「ミャクミャク像」は、閉幕後に吹田市の万博記念公園に一時移設されたのち、観光地を巡回してから夢洲に戻る計画です。
  • 2億円トイレとして注目を集めた施設は、大阪府河内長野市の「府立花の文化園」に移設されます。もはや観光名所になりそうですね。

 

「ミャクミャク像」がいろんなところを巡回するのは大歓迎!

万博が終わってもミャクミャクに会いたいよね。

一方で、再利用が難しいパビリオンは解体されたうえで、建材や展示物を再活用するパターンも。

  • 大屋根リングの一部木材は、石川県珠洲市の地震復興住宅に提供される予定です。
  • 三菱未来館やウーマンズパビリオンなども解体されますが、木材や部材は2027年の横浜花博で再利用される計画があります。

大屋根リングの木材再利用は本当に素敵。

あの木材は、本当に立派だからできる限り生かして欲しい。

もっといろいろな場所で再利用されるといいなぁ。

また、海外パビリオンでは…

  • ウズベキスタン館が自国の教育施設にそのまま移設され、
  • ブルーオーシャンドームはモルディブのリゾート施設に再利用される予定。

 

このように、閉幕後の万博パビリオンは「壊して終わり」ではなく、次のステージでまた輝くのですね。

「誰がどこで、どう使うか」。
1970年の大阪万博では、28のパビリオンが国内外で再利用されました。

前回の万博よりも再利用される数が多くなるといいですよね…

ただ、取り壊されてしまうのは悲しすぎる。

 

パビリオン等の移設・再利用

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 展示・建物の移設・再利用(主な案件)

 

種別 パビリオン / 展示 移設・再利用先 備考
展示移設 パソナ NATUREVERSE 淡路島 iPS心臓展示などを含め一般公開予定
展示移設 ナウル共和国館 東大阪市 ナウルカフェ・ナウル郵便局併設計画
展示移設 NTTパビリオン 名古屋・福岡などNTT営業拠点 法人向けDX体験施設として
展示移設 パナソニック「ノモの国」バイオセンサリードーム 西門真新棟(大阪府) 建築物リユース・リサイクル率99%以上を見込む
展示移設 HYOGOミライバス(関西パビリオン) 兵庫県内8施設 県内で分割移設・展示
展示移設 いのちの未来 けいはんなオープンイノベーションセンター(京都府) アンドロイド7体を展示予定
展示移設 中東パビリオンカフェ(Arab breeze) 大阪市内 2030年リヤド万博のPR拠点を兼ねる
展示移設 ミャクミャク像(いらっしゃい、ワクワク) 万博記念公園 → 大阪府内巡回 → 夢洲 府内観光地を巡回予定
現地保存 大屋根リング 現地(北東部分 約200m) 解体分の木材は能登復興住宅で再利用見込み
現地保存 静けさの森 現地 万博レガシーとして保存
展示移設 2億円トイレ 大阪・花の文化園(河内長野市) 意匠性を活かして移設

 

話題の「2億円トイレ」は庭園へ

そして、意外な使われ方をするのが「2億円トイレ」。

なんと、大阪府河内長野市の「府立花の文化園」に移設されるんだって!

自然あふれる庭園で、万博の高級トイレに入れるなんて、ちょっと面白い体験かも。

これ、個人的にちょっと行ってみたい。

トイレが観光名所になるかも!

 建物のみ移設

 

パビリオン 移設先 備考
大阪ヘルスケアパビリオン 夢洲内 事業用途として継続活用
いのちの遊び場 クラゲ館 広島県福山市(誘致中) 公共施設としてサイエンスショー等を想定
オランダパビリオン 淡路島 用途未定
ルクセンブルク館 大阪府交野市 ほか 公共施設として再利用
アイルランド館「Magnus Rinn」モニュメント 京都市・知恩院 Expoレガシーとして保存展示

 

研究拠点として残る大阪ヘルスケアパビリオン

それから、大阪ヘルスケアパビリオンは夢洲にそのまま残して、先端医療やライフサイエンスの研究拠点になる予定。

万博のあとも、人の命や健康に関わる施設として活かされるのは、なんだか嬉しい。

 

淡路島に移されるパソナ館とオランダ館

たとえば、パソナ館(NATUREVERSE)とオランダ館。

どちらも兵庫県の淡路島に移される予定なんだけど、移設先はなんとパソナグループ」の敷地内

未来の働き方やテクノロジーを発信する拠点として、一般公開されるみたい。

しかも、展示していた「iPS細胞の心臓モデル」や「生命進化の樹」もそのまま使われる予定なんだとか。

まるで“万博の続き”がそこで見られるって感じだね。

 海外への移設

 

ウズベキスタン館ウズベキスタン国内教育センターへ転用予定

パビリオン 移設先 備考
ブルーオーシャンドーム モルディブ リゾート施設として再利用

 

解体・素材リユース

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対象 再利用先・内容
三菱未来館 横浜花博で建材再利用
ウーマンズパビリオン 横浜花博で建材再利用
EARTH MART リユース先募集中
大屋根リング(解体分) 能登半島地震復興住宅の木材として再利用

 

その他

 

名称 状況
夜の地球 石川県輪島漆芸美術館に戻る見込み
よしもと waraii miraii館「問いかけられるネギ」 移転先募集中
null² クラウドファンディングで一次目標達成
いのちのあかし 廃校舎リノベーション案あり
いのち動的平衡館 メイン展示「クラスラ」リユース予定
万博サウナ「太陽のつぼみ」 移設前提の可搬構造で設計

 

移設先や今後の活用方法は?

ミャクミャク像の“ありがとうツアー”

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「ミャクミャク像」もちゃんと活躍の場があるよ。

まずは吹田市の万博記念公園に一時的に置かれて、そのあと大阪府内の観光スポットを巡回するっていうスケジュール。

そして最終的には、また夢洲に帰ってくるんだって。

まるで、みんなにありがとうって会いに行くツアーみたいでちょっと可愛いよね。

 

海外パビリオンの行方

海外パビリオンの中にも、移設が決まっているところがあるよ。

たとえば、ウズベキスタン館は本国の教育センターに移されて、文化交流の場になるんだとか。

ブルーオーシャンドームはモルディブのリゾート施設に。

海をテーマにした展示がそのまま観光資源になるって、相性ピッタリ!

 

クラウドファンディングで運ばれるnull²

それから、null²(ヌルヌル)という展示施設は、クラウドファンディングを活用して移設費用を調達中。

応援してくれる人たちの力で、次の場所へと運ばれるって、なんだかあったかいよね。

 

展示物や素材の再利用も進行中

ちなみに、すぐには移設されないけど、展示物や設備の一部だけ再利用されるケースも。

たとえば、解体される「三菱未来館」や「ウーマンズパビリオン」は、横浜花博で建材や装飾が使われる予定。

横浜花博は2年後。
2027年3月19日から9月26日まで行われる国際園芸博覧会なんです!

これも今から楽しみ。

 

次の舞台へつながる“資源”

こうやって見ると、万博のパビリオンって、ただの“建物”じゃなくて、次の場所で人の役に立ち続ける“資源”なんだなって思います。

テーマパークみたいに残すものもあれば、病院の拠点になったり、教育施設になったり。

あるいは、誰かの日常の中に自然に溶け込んでいくこともある。

閉幕したあとも、万博の思い出やメッセージは、いろんな形でちゃんと生き続けていくんですね。

 

ABOUT ME
虹助
こんにちは!埼玉県出身、大阪市在住40代の会社員です。 万博が大好きすぎて、blogをつくってしまいました あと2~3回は行きたい。 長年勤めていた会社が突然の廃業、そして失業。 このことがきっかけで、パソコンスキルゼロの状態からblogをはじめました。 blog歴1年ですが、今も毎日悪戦苦闘中。 趣味は、音楽鑑賞、(今年はOasisとRIP SLYMEが再始動して、テンション爆上がり中!)プレミアリーグ観戦、カフェ巡りに食べ歩き。 とくに、コーヒーと焼き鳥には目がありません! レトロな喫茶店を発掘するため日々、情報を収集しています。 このブログでは、最新のニュースやトレンド情報をわかりやすく発信していきます。 少しでも皆さんのお役に立てればうれしいです。