「大阪・関西万博の通期パスが利用制限されてる?」
そんな噂が、いまSNSで囁かれるようになっています。
特に話題になっているのが、
「通期パスでは9時枠が取れない」
という現象。
現在、SNSでは体験談も投稿されています。
実際に私も通期パスを持っていますが、9月の中旬辺りから9時予約がまったく取れなくなりました。(通期パスの意味よ…どこ)
万博もいよいよ終盤戦ですが、行きたい日、行きたい時間が重なってくるこの時期に「希望の枠が取れない」という事態は利用者のフラストレーションを強めているように感じます。
もちろん背景には、会場キャパシティの調整や経済的な優先順位、さらにはシステム処理の違いといった複数の要因が潜んでいると言えるでしょう。
単なる偶然や不具合ではなく、意図してこのような現象が起きているのかもしれません。
いま広がっているのは、通期パス利用者が感じる「不公平感」。
私も通期パスを利用するひとりとして、いま起きているチケット予約状況やその解決策についてしっかり調べてみたので、今回はその情報をシェアしていきたいと思います!
Contents
大阪万博の通期パスに利用制限?

「もう通期パスは入場予約が取れないんじゃ…?」
そんな声が、いまネットでどんどん広がっています。
現在開催中の「大阪・関西万博」。
開催期間は2025年4月13日から10月13日まで。
この記事を書いているのが9月19日なので、開催もあと残りわずかとなり「今のうちに行っておこう」と考える人が急増しています。
通期パスを持っていれば、好きな日に何度でも入場できる――そんな期待を抱いていた人たち。
ですが今、多くの来場者が戸惑いと不満を感じているというフェーズに入っているのです。
理由はただひとつ。
「希望の日時に予約が取れないから」です。
もっとも人気のある午前9時(いわゆる一番早い枠)なんて、いまや「幻なんじゃないの?」というくらい通期パスでは取れません。
実際、この枠がまったく取れないという声もSNSでよく見かけます。
Xでは、
「何十回リロードしても枠が出ない」
「通期パスって利用制限されてる?」
といった投稿も少なくありません。
せっかく高い通期パスを買ったのに、希望の時間に入れないという不満の声が日に日に強くなってきているのです。。
私も通期パスを持っていて、これまで少なくとも10回以上夢洲に訪れていますが、9月10日辺りから本当に入場予約が取りにくくなったと感じます。
実際、SNSで囁かれているように利用制限が本当に行われているかどうかは定かではないのですが、多くの通期パスユーザーがそれくらい入場予約が取りにくいと感じている事実はあるようです。
もちろん、通期パス勢の多くは閉幕前の混雑までに多くの恩恵を受けているところもありますが、やっぱり最後まで大阪万博を楽しみたい気持ちも強い。
だからこそ、このようなフラストレーションが溜まってしまうのでしょうね。
なぜか1日券はスムーズに取れる?
どうやらチケットの新規購入は通期パスの予約や日時変更に比べ有利な仕様になってるっぽい。入手困難な週末の9時枠でも案外あっさり確保できるから格闘に何十時間も費やすよりも課金で決着させて自由な時間を手に入れるほうが得かもしれないよ#EXPOファン pic.twitter.com/3qmTbQwfx4
— 🏎️龍貴蘭(ロンさま) (@Long_gui_lan) September 17, 2025
その一方で、今朝話題になっていたのが、「1日券なら9時枠がすんなり予約できる」という報告。
通期パスでは出てこない枠が、1日券では表示される。
そんな事例が、上記のSNSの投稿以外にもいくつか報告されていました。
もちろんアクセスのタイミングや環境なども影響している可能性はあります。
ですが、ここまで同じような声が重なると「本当に偶然なのかなぁ…」って思っちゃいますよね。
例えるなら、テーマパークで年パスを買ったのに「今日は混んでるから午後からね」と言われるようなもの。
一方で1日券の人は朝からスムーズに入園できている。
そんな調整が裏で行われていたとしたらモヤっとするじゃないですか。
通期パスは9時枠の予約が可能。
「9時枠を押さえたいけど取れない」
「せっかくの通期パスが生かせない」
この葛藤は、通期パスからするとリアルなストレスとなるでしょう。
さらに待機列の繰り返しという面倒な工程を挟んでいるので、その苛立ちを増幅させているという現実もあります。
一度確保した枠を別日に変更しようとしたらエラーになり、戻ったときには希望の枠が消えていた――なんて声もあったりして、なかなかの時間キラーな公式サイトに多くの人が足止めを食らっているのです。
まさに今、通期パス利用者の間に広がっているのは、不満と不安の“静かな波”。
もちろん「こんなはずじゃなかった」と全員が思っているわけではありません。
しかし確実に、「通期パスなのに自由に使えない」と感じている人が存在します。
その事実こそが、いまの空気感を物語っているのではないでしょうか。
1日券なら10月の9時予約が取れるって本当?
さて、「1日券なら、あっさり9時が取れる」という話ですが、これはどうやら本当のようです。
たとえば、通期パスの入場予約では真っ赤の混雑表示なのに、1日券で入場指定するときはそれが黄色の混雑表示に緩和されているからです。
これまで多くの情報交換に寄与してきた通期パスユーザーからすると、10月の週末(いわゆる“激戦枠”)の午前9時入場なんてほぼ予約できない状況。
それが1回きりの「1日券」では簡単に取れてしまう。
そういう現象が相次いで報告されているのです。
確かに先ほどチケット購入から日時指定に進むと、9月、10月ともこんな感じでした。 pic.twitter.com/ElTfJJ36oO
— 「大阪・関西万博応援マガジン EXPOST」 (@EXPOST2025) September 18, 2025
こちらは18日以降に1日券を購入しようとした方の来場日時選択画面。
同じ万博のチケットなのに、なぜ使い勝手にこんな大きな差があるのでしょうか。
利用者の間では、「運営が新規購入を優遇しているのでは?」という仮説が急浮上しています。
たとえば、1日券は購入のたびに売上に直結します。
一方、通期パスは一度買えば何度でも来場できる代わりに、その後の追加収益は見込めません。
もしシステムが「まずは新規購入を優先処理」しているのだとすれば――。
結果的に、「通期パスが不利」という構図が生まれてしまうのです。
さらに、1日券は「即購入→即確定」で完結します。
しかし通期パスは、予約変更や枠確認を含むステップが必要。
そのため途中でエラーが出たり、希望の枠が消えたりと、スムーズに進まないケースが多発しています。
実際、繁忙期にはフリーパスが使えないというテーマパークもあるので、運営がこのような措置を裏で取っているのもわからなくはない。
ただ、そのアナウンスが公式で行われてないことを考えると、先に払っているのに、後から来た人の方がスイスイ通れているこの現状が良いのか悪いのか。。
やはり多少の理不尽さを感じてしまうというのが正直なところです。
もちろん、通期パスを問題なく活用できている人もいます。
ですが、「9時枠が出ない」「何度やってもダメ」という報告がここまで多い以上、「運が悪かった」だけでは片付けにくい印象があります。
一部では、「1日券と通期パスの在庫が別管理されているのでは?」という推測も出ています。
だとすれば、やっぱり最初から同じ条件で戦えていないことになるので、それはそれで納得できる人と納得できない人で意見が別れるところでしょう。
こうして見えてくるのは“通期パスと1日券で、見えている世界が違う”というストーリーですが、実際のところはどうなのか確認してみました。

おいっ!!
1日券でも満員御礼じゃないか!
これは通期パスを持っているIDで1日券を購入しようとしたからそうなるのか、それとも誰が1日券を買おうとしてもこうなるのか…。
時間帯によってキャンセル枠が出たり、開放があったり、いろいろな要素はあると思いますが、この先の大阪・関西万博の入場予約を取るのはなかなか難しいかもしれませんね。
大阪万博チケットの利用制限が起きる理由

予約が取れない、9時枠が出てこない、変更してもエラーになる――。
チケット自体は手元にあるのに、“使わせてもらえない感”がじわじわ広がっている大阪万博閉幕まで残り一ヶ月のこの期間。
実はその背景には、いくつかのシステム的な理由や運営上の戦略が潜んでいる可能性があります。
その理由を知ることで、少し溜飲が下がるところもあるかもしれないので、そのいくつかを考えてみました。
理由その1:キャパシティ管理
まず考えられるのが「キャパシティ(会場定員)の管理」。
通期パスを持つ人は、予約さえすれば何度でも万博に入場できます。
だからこそ、人気の時間帯――特に週末の午前9時に利用が集中するリスクがあります。
そのため、運営が1日券の販売を優先し、通期パスの予約を制限している可能性があるのです。
つまり、
「通期パスの人は混雑を避けてゆっくり来てね」
「今すぐ来たい人は1日券でどうぞ」
そんなやんわりとした住み分けが裏で行われているのかもしれません。
理由その2:経済的なインセンティブ
1日券は売れるたびに収益が発生します。
そのためシステム的にも優先的に処理されやすい可能性があります。
一方、通期パスは一度購入すれば複数回利用できますが、追加収益にはつながりません。
運営として新規販売を優先したい気持ちも理解できなくはないですよね。
理由その3:システム処理の複雑さ
通期パスは予約変更や在庫確認など、いくつかのステップを踏む必要があります。
一方、1日券は「購入すれば即予約確定」。
この仕組みの違いが、エラーや枠の表示遅れといった使い勝手の差を生んでいるのかもしれません。
だとしたら、サイト設計が貧弱過ぎて話にならないので、さすがにこれが一番の理由としては考えられないでしょう。
ただ、予約枠が別管理されている可能性があるので、そこはシステム上の問題と言えるかもしれません。
理由その4:心理的な誘導
最後に考えられるのが「心理的な誘導」。
もし運営が、不便さを利用して1日券購入を促しているとしたら――。
「通期パスって面倒だな」と思わせ、「もう1日券でいいか」と思わせる。
そんな行動誘導のデザインが隠されている可能性がありますが、さすがにそれは邪推ですかね?
ただ、それくらい通期パスでの入場予約が取れない状況なので、ついそんなことも考えてしまうということですね(苦笑)

こうして見てみると、大阪万博のチケット利用制限と感じられる背景には、
- 会場混雑の防止
- 収益の最大化
- 技術的な処理バランス
- 行動誘導の仕掛け
――そんな複数の要素が重なっているように思えます。
そして今まさに、この違いが「大阪万博通期パスは利用制限されているのでは?」という疑問を生み出しているのです。
ただ、公式にアナウンスがない限り、1日券の優遇や通期パスの利用制限についてははっきりわかりません。
大阪万博も残り1ヶ月を切りました。
これを見逃すと次はいつになるかわからない世界的イベントなのは間違いないので、通期パス持ちでもどうしても行きたい人は旅行会社から購入するか、サイトにかじりついて1日券を購入するのが間違いないかもしれませんね。